すなわち君の受験勉強法は端的に間違っている

才能でも根性でも運でもなく、「考え方」と「適量の努力」で受験に合格するための戦略的思考法

夏休みに成績が上がらなかった受験生が二学期の始めにやるべきこと

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「失敗」とは「切り替え」のチャンスである

受験生にとって「勝負の時」とされる夏休みを終えて、思ったほど成果が上がらず悩んでいる人が多いのではないでしょうか。

とはいえ「勝負の時」など実のところいくらでもあるわけで、終わってしまった夏休みを重要視してみたところで何も得はありません。まずは気持ちを切り替えることです

さて、そこで「気持ちの切り替え」ついでに、二学期の最初にぜひやってほしいことがあります。それは受験勉強計画全体の「戦略」の見直しです。

「戦略」と「戦術」の違いを理解しているか?

戦いには、「戦略」と「戦術」があります。「戦略」とは大局的、長期的な作戦、「戦術」とは個別的、具体的な方法のことを指します。

受験勉強とは、そもそもが「長期戦」です。さらには、「戦略」と「戦術」の間には明確な主従関係があり、もちろんよりサイズの大きい「戦略」が「主」で、「戦術」が「従」になります。「戦術」は「戦略」に合わせて柔軟に変化、選択すべきものであり、反対に「戦術」に合わせて「戦略」を変えるという手順は基本的にありません。

しかし受験生の多くは、「戦術」のことばかり考えています。逆に言えば、「戦略」について考える時間があまりにも少なすぎる。これはひとつには、「目の前のことをやっているほうが楽」だという人間の習性、さらに言えば、「目の前の戦術に集中することによって、全体的な戦略のまずさ、上手くいってなさから目を背けることが出来る」という臆病さから来ているように思います。

「戦術」に不安を覚えたら「戦略」に立ち戻れ

たとえば受験勉強を始めた4月の段階において、マスターすべき英単語帳を決め、これを一冊まるごと覚えるという「戦術」を立てたとします。

しかしその後、過去問や模試をこなしていく中で、「自分の第一志望校に必要なのは、この英単語帳を丸暗記することではないのかもしれない」という疑問が持ち上がってくることがあります。

そう感じたときにやるべきは、引き続き粘り強くその英単語帳を覚え続けることではなく、まず志望校が受験生にどのような能力をどの程度求めているのか、ということを、過去問分析の中から改めて読み取ること。そしてその上で、何が必要で何が不要かという全体的な「戦略」を練り直すことです。

二学期以降は、勉強の「量」より「精度」の勝負になる

特に二学期以降、ここから成績を上げていくためには、徹底して無駄な労力を省かなければなりません。この先は受験生全員が勉強時間を増やしてスパートをかけてくるため、勉強の「量」を増やすだけでは成績を上げるのは難しいと思ったほうがいい。

そうなるとこの先差がつくのは、勉強の「精度」ということになります。そして「精度」を上げるためには、細かな「戦術」をちまちまといじるよりも、その根っこにある大局的な「戦略」を改善したほうが、圧倒的に効果が大きいのです。なぜならば戦略の見直しというのは、「やるべきことをあぶり出す」と同時に、「やらなくていいことをもあぶり出してくれる」からです。

「立て直し」に必要不可欠な「リストラ」と「コストカット」

これはたとえば、潰れかけた企業の再建策を考えてもらえればわかりやすいのですが、何かを「立て直す」際には必ず、長所の再評価と同時に、不必要な部門の削除、つまり「リストラ」や「コストカット」がセットで行われます

ただやるべきことを増やしていくというのは、単なる理想論に終わるということです。現状を改善しようと望むなら、いまやるべきことを見出すだけで満足するのではなく、「やらなくていいこと」をも見出すことで、勉強の「コストカット」をはかるべきです。

「戦略」立案の素材は過去問にあり

そのために、志望校の過去問は重要な資料となってきます。大局的な「戦略」というのは、あくまでもゴールである目標地点から「逆算」して立てるものであるからです。

過去問から「やるべきこと」だけでなく「やらなくていいこと」までを読み取り、それを過不足なく受験勉強戦略に反映させていくこと。ここからの立て直しをはかるためには、まずそこから再出発することを強くおすすめします。


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