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すなわち君の受験勉強法は端的に間違っている

才能でも根性でも運でもなく、「考え方」と「適量の努力」で受験に合格するための戦略的思考法

受験勉強で「何をどれくらいやるか」に迷ったら、過去問に訊け

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「定期試験」と「入学試験」の決定的な違いとは?

「早稲田へ入るためには、AとB、どちらの英単語帳をどれくらいやればいいですか?」
慶應に受かるには、やっぱり特別な小論文対策が必要でしょうか?」

受験に際してそういった疑問を抱き、誰かにその答えをズバッと言い切ってほしいと願っている受験生は、かなり多いのではないかと思います。いっそのこと大学側が「これとこれをやって来い」と指定してくれたなら、どんなにラクだろうかと。

そしてまさにそここそが、学校の定期試験と入学試験の、決定的な違いであるわけです。競争相手と同じ教科書で学び、試験範囲までが親切に指定されている学校の定期試験に慣れている学生たちは、実のところこの「何をどれくらいやるべきか」ということを自分で決めるという経験をほとんどしていないのです。

定期試験の勉強には「これをこれくらいやれば大丈夫」という補助輪がついている

これはつまり、学習において非常に重要な第一段階を、ごっそり省かれた状態でこれまで勉強してきたということです。受験生の多くが「何をどれくらいやるべきか」を他人に決めてもらいたがるのは、いまに至るまでそういう勉強の仕方しかしてきていない以上、むしろ必然であると言えるわけです。

補助輪のガッツリついた自転車でレースをしてきた子たちに、いきなり補助輪なしの自転車で、しかも自転車選びの段階から自分でやれと言っても、混乱してしまうのは当然と言えば当然の話です。

多くの受験生が受験計画を立てる段階でつまずいてしまうのは、これまで自分に補助輪がついていたことを、つまりいろんなことを周りの人が決めてくれていたことを、しっかりと認識していないからです。

しかし勉強というものは本来、「これをこれくらいやれ」と指定されてから始めるものではなく、「何をどれくらいやるべきか」をまず自分で決めるところからスタートするものです。そしてそれは、少し面倒ではありますが、そんなに難しいことではありません。それは本当に、自転車から補助輪を外す程度のことです。

志望校の過去問から「どこからどこまでをどれくらいの深さでやるべきか」を読み取る

大学受験においては、定期試験と違い「これさえやっておけば大丈夫」と約束された参考書/問題集は一冊も存在しません。しかしだからといって、打つ手が何もないということではありません。なぜならば、定期試験における試験範囲と同様に出題範囲を限定してくれるものとして、志望校の「過去問」というものがあるからです。

むろん過去問は定期試験における教科書ほど絶対的なものではないうえ、すでに過去に消費されたものですから、「これさえやっておけば大丈夫」とまでは言えません。

志望校の「テスト範囲」を知るには、過去問をやるしかない

しかしその一方で、過去問からは「ここからここまでのところを、このくらいの深さでやっておけば大丈夫」という、受験勉強全体の指針となる非常に大きなヒントを読み取ることができます。つまり過去問は、志望校が受験生に求める勉強の「範囲」と「深度」を教えてくれるのです。

ゆえに「受験勉強をするうえで過去問をやっているかやっていないか」というのは、「定期試験においてテスト範囲を知っているか知らないか」というくらいの、決定的な違いをもたらす最重要情報であると言えます。

そして過去問をやる以外に、志望校の「テスト範囲」を知る手段はありません。だからこそ、志望校の過去問には受験勉強の初期段階で当たって(もちろん砕けて良い)おく必要があります

取るべき方法のヒントはすべて過去問の中にある

ここで改めて冒頭に挙げた二つの設問に立ち戻るならば、その答えはいずれも「過去問の中にある」ということになります。志望校がどのレベルの英単語力を求めているのか、そしてどのレベルの、どんな方向性の小論文を求めているのか、その情報の手がかりは過去問が雄弁に語ってくれています。

そして過去問が求めているレベルと、現時点における自分自身の学力との格差から、「何をどれくらいやるべきか」が自動的に決まってくるのです。

くれぐれも「過去問は最後の力試しに取っておこう」などともったいつけて後まわしにしないように。過去問は「貴重な情報源」として初期段階から活用していくものです。


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